Episodios

  • 世界のリスキリング状況と日本、そして沖縄
    Jul 26 2025

    第67回放送分【2025年7月26日(土)18:10~18:25】


    テーマトーク前半は、企業は黒字でも人員削減を行う時代となり、生成AIによる業務自動化が進み、スキルのある人材が部署異動や転職をする動きが活発化しています。これは成果主義が根強い海外の影響で、日本でも黒字企業による大規模な人員削減が増え、米国型の雇用形態へと移行する兆しがあります。しかし、日本では年功序列や新卒採用など独自の企業文化が根強く、長時間労働や自己研鑽が個人に強く求められるなど大きな課題も残っています。


    テーマトーク後半は、第四次産業革命でデジタルスキルが重視されるようになり、Z世代と氷河期世代の間にデジタル分野の大きなスキル格差が生じました。Z世代はデジタルネイティブですが、氷河期世代は長時間労働の影響でリスキリングの機会が少なく、賃金格差も拡大しています。海外ではリスキリングが定着している一方、日本は遅れています。最近ではスキルの高い人材が沖縄に流入しており、地元企業がリスキリングを導入すれば、こうした人材を地域に定着さえることができると考えます。


    クールダウントークは、今は、不況と好景気が業界や地域ごとに複雑に交差する時代。もはや「バブル」や「氷河期」といった単純な景気のラベルだけでは語れません。しかし、氷河期世代やZ世代には、それぞれの時代を生き抜いたからこその強さや独自性があり、その歩みが今の社会を作っています。沖縄出身女優の二階堂ふみさんの語りから、仕事でたった一つでも新しいことを学べば、それが実感となり、自信に変わる。たったそれだけで、あたなの未来もきっと、変わります。


    地上波でかかった曲は、竹内まりや『プラスティック・ラブ』です。

    ※ポッドキャストでは著作権関連で割愛。


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  • ブルーカーボンへのリスキリング
    Jul 19 2025

    第68回放送分【2025年7月19日(土)18:10~18:25】


    テーマトーク前半は、沖縄県の陸地面積は全国で下から4番目ですが、管轄海域を加えると北海道に次ぐ全国二番目になる話を、海域がないスイスとほぼ同じだという話から、この広大な管轄海域が海洋権益になり、それが鉱物資源を採取したり漁獲するのとは異なり、環境を整える事がブルーカーボンという新たな現金獲得のビジネスチャンスになっている事をリスキリングの必要性で語りました。


    テーマトーク後半は、新聞ネタではなくデジタイゼーション(第二弾)について語りました。モノの価値だけでなくデジタルをいかした新結合(イノベーション)によるサービスの重要性の話題にしています。


    クールダウントークは、環境問題がビジネスチャンスにかわる私たちの時代がリスキリングにより、個人の財産や特定の企業の利益を超え社会全体に豊かさを与えてくれる。それを宗教改革のマルティンルターの言葉をかり「財産は人間を豊かにしない。豊かにするのは神の恵みのみである」という言葉でブルーカーボンのリスキリングの意義を語りました。


    地上波でかかった曲は、佐野元春『アンジェリーナ』です。

    ※ポッドキャストでは著作権関連で割愛。


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    参考

    沖縄セルラー「沖縄県初!絶滅危惧種の海草の再生プロジェクトが評価

    石垣島野底ウミショウブ群落環境省「自然共生サイト」に認定」

    琉球銀行「りゅうぎん ECO POWER」

    TOPPANホールディングス株式会社「沖縄県うるま市・勝連漁協・TOPPANデジタル、国内初・モズクの「Jブルークレジット®」認証を取得」

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  • 仮想現実と拡張現実のリスキリングの関係性
    Jul 12 2025

    第67回放送分【2025年7月12日(土)18:10~18:25】


    テーマトーク前半は、ARとVRの話で物理的現実と同じように仮想・拡張現実も法律が適応される社会的現実の一部だという話をしています。仮想・拡張現実だから時間軸を戻して事実を書き換えることができない事も語りました。


    テーマトーク後半は、先月2025年6月18日の琉球新報の一面トップ記事の世界初イカ養殖成功と事業化の内容をとりあげました。このスタートアップ企業クヮーフーオーシャンのCOO(最高執行責任者)の樋口耕太郎准教授はだいぶ前から交流のある方なのでいくつかコメントを頂きましたが、凄く短く色んな意味を含むコメントを番組では伝えました。放送で言っているブルーオーシャンとはビジネス用語で競争のない理想的な未開拓市場の事です。


    クールダウントークは、人は教育によって人間になるというカントの言葉を借り仮想現実と拡張現実の放送のまとめをしました。


    地上波でかかった曲は、椎名林檎『NIPPON』です。

    ※ポッドキャストでは著作権関連で割愛。


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    参考

    琉球新報2025年6月18日記事(一面トップ記事)

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  • スマート農業へのリスキリング(その2)
    Jul 5 2025

    第66回放送分【2025年7月5日(土)18:10~18:25】


    テーマトーク前半は、日本の農業が抱える課題の高齢化と労働力不足を示して、急速に高齢化や労働力不足を解消するのは現実的ではない現状を語り、スマート農業が高齢化のベクトル(方向)の向きを変えるポテンシャルを説きました。スマート農業は長年の経験や勘に頼る旧来型の農業の延長線上にないイノベーションである事、イノベーションにはリスキリングが必要不可避である事でテーマトークを緩く締めています。地上波では時間の関係でカットしたレイミーのアプリの話をポッドキャストには残しています。


    テーマトーク後半は、いつもは新聞ネタを取り上げてますが、新聞ネタでは紹介できてない分野をコラム的に紹介してみました。今回はデジタライゼーションしてます?と問いかけてます。デジタライゼーションは前段階のデジタイゼーションの次の段階ですが、そこまで踏み込まず、とりあえず名前を聞いてもらおうという感じの軽い内容の語りにしてます。


    クールダウントークは、サンテグジュペリの星の王子様の言葉を引用し、知(スマート農業)が農業を単なる労働から知的生産活動へと変革した話などを語りました。


    地上波でかかった曲は、NOKKO『人魚』です。

    ※ポッドキャストでは著作権関連で割愛。


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    参考

    農林水産省「農業DX構想(2021年)」

    農林水産省「キャリアアップ支援事業(2024年・2025年)」

    沖縄県「スマート農業(2024年)」

    サンテグジュペリ著、池澤夏樹・新訳『星の王子様』(2005年、集英社)

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  • デジタル活用の為のリスキリング
    Jun 28 2025

    第65回放送分【2025年6月28日(土)18:10~18:25】


    テーマトーク前半は、企業がデジタル活用する目的を中小企業の視点で対外的なものと社内円滑化の2つにわけて語りました。


    テーマトーク後半は、琉球新報に載っていたトム・クルーズさんアカデミー賞受賞の話を、ラジオ沖縄 開局65周年企画 「65Dreams~みんなで達成!ラジオ沖縄でやりたいこと65!」と番組が65回目にかけて話しています。


    クールダウントークは、長嶋茂雄さんの言葉を借りてデジタル化に対する小さな努力の積み重ねの重要性を語りました。


    地上波でかかった曲は、ヨルシカ『火星人』です。

    ※ポッドキャストでは著作権関連で割愛。


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    参考

    琉球新報6月19日国際面「トム・クルーズさん名誉賞」

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  • 沖縄産業史とリスキリング
    Jun 21 2025

    第64回放送分【2025年6月21日(土)18:10~18:25】


    テーマトーク前半は、戦前の沖縄経済の状況を特に南米移民の仕送りが400億円を超え海外からの仕送りが沖縄の地域経済の生命線だった話をその頃の経済文化が現在沖縄の経済の影響を与えた話、そのあと戦後に基地依存経済と輸入依存経済(為替による輸入品が安く買えるため)の二重構造が地元製造業が育ちにくい現在沖縄の経済に影響を与える経済環境をつくった話をして、この戦前戦後の経済史が現在にどのようにつながるかを薄く示して、2000年以降のITやBPOやDXの話をつなげ、リスキリングに意義を外枠で伝えています。沖縄の経済史で一番おもしろいバブル期の話は時間の関係上カットしました。


    テーマトーク後半は、琉球新報の記事より食べられるスプーン「パクーン」の話をしています。


    クールダウントークは、テーマトークでは自分の話を織り込みましたがここでは私の母の話(コザ市の電話交換手)の話も語りました。


    地上波でかかった曲は、番組セレクトでダウン・タウン・ブギウギ・バンド『沖縄ベイ・ブルース』です。歌詞の2番に出てくる答えがオウム返し(著作権関連上表現は歌詞そのものを使っていません)という内容は、日本政府の国会答弁のダブルミーニングとしてとらえると慰霊の日前にこの曲を選曲した意味が理解できると思います。今回は、政治的な方向性を削除しながらテーマトーク前半・後半、クールダウントークも慰霊の日(6月23日)と先人を意識した内容にしています。

    ※ポッドキャストでは著作権関連で割愛。


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    参考

    共著『沖縄経済と業界発展~歴史と展望~』(2021年)光文堂

    小波津清昇『沖縄産業史』(1983年)文教図書

    琉球政府『沖縄経済の現状』(1968年)非売品

    中西聡『経済社会の歴史』(2017年)名古屋大学出版

    共著『日本経済史1600‐2015』(2017年)慶応義塾大学出版会

    琉球新報(2025年6月14日)経済面

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  • ウェルビーイング経営とリスキリングの現在地
    Jun 14 2025

    第63回放送分【2025年6月14日(土)18:10~18:25】


    テーマトーク前半は、年功序列と終身雇用が安心につながりその土台を基にウェルビーイングが経営の方向性をきめていた事が、時代の変化のスピードが速すぎてウェルビーイングでなく将来性のある会社を先に労働市場が企業価値を評価する流れを話しています。そこにリスキリングの現在地がある内容の放送です。


    テーマトーク後半は、2025年6月7日の琉球新報の記事の社会面より民間の宇宙船レジリエンスの話をしました。月面着陸に再び失敗したニュースなんですが、マルティン・ルターの言葉を使いコスパやタイパでなく希望に人間の未来を託し、再挑戦への期待を語りました。


    地上波でかかった曲は、星野源『恋』です。

    ※ポッドキャストでは著作権関連で割愛。


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    参考文献

    J-STAGE、太田直樹『デジタルとウェルビーイング』

    J-STAGE、山本勲『 AI 時代の労働生産性』

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  • リスキリングを続けるため心をどう保つか
    Jun 7 2025

    第62回放送分【2025年6月7日(土)18:10~18:25】


    テーマトーク前半は、三宅香帆著『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』のメカニズムの一部がリスキリングできない現状に少々飛躍しすぎですが絡めました。そのポイントに、ぼやりした完璧主義があって、その脱却方法みたいなのを軽い感じで語りました。


    テーマトーク後半は、2025年5月25日の日経MJより「浴槽の次はコンロ・キャンセル界隈、20代は2割、調理家電で充分」という記事を紹介して、私的な感想を述べています。


    地上波でかかった曲は、tuki『晩餐歌』です。

    ※ポッドキャストでは著作権関連で割愛。


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    参考

    三宅香帆著『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』

    星野源著『いのちの車窓から 2』『働く男』

    バリー・シュワルツ著『選択のパラドックス ―「より多く」がもたらす悩み』

    ロイ・バウマイスター著『WILLPOWER 意志力の科学』

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