• ボイスドラマ「エール後編〜総理大臣は女子高生」

  • Feb 10 2025
  • Length: 14 mins
  • Podcast

ボイスドラマ「エール後編〜総理大臣は女子高生」

  • Summary

  • 前作『エール』の続編として、震災支援から始まった高校生たちの行動が、やがて日本の政治を動かしていく物語です。前作では、オンラインゲームでつながった仲間を助けるために、主人公たちが支援活動に奔走しました。その経験を経て、今作では、彼女たちが社会を変えようと奮闘する姿を描いています。「高校生が政治を変えるなんてありえない?」いいえ、決してそんなことはありません。デジタルネイティブ世代の彼女たちが、ネットやSNSを駆使して自分たちの未来を切り開いていく姿を、ぜひ最後まで見届けてください!また、本作はボイスドラマとしても制作され、番組「Hit’s Me Up!」の公式サイトをはじめ、Spotify、Amazon、Appleなどの各種Podcastプラットフォームで配信されています。音声ならではの臨場感やキャラクターの感情のこもったセリフを、ぜひお楽しみください!それでは、**「女子高生が日本を動かす」**物語の始まりです。(CV:桑木栄美里)【ストーリー】[シーン1/Hits-FM番組オンエアスタジオ]■SE/「Hits Goodmorning Hida」のタイトルコール〜TM.BGM『Hits Goodmorning Hida!今日はゲストに、地元高山の女子高生をお招きしました。高山の高校生たちに呼びかけて被災地への支援を続けているエミリさんです!こんにちは、エミリさん』『あ、こんにちは』『エミリさんは元旦の夜から情報収集して支援の輪を広げていったんですよね?』『いえ、私でなくて生徒会長が中心で動いてくれたんですけど』『すごいですね。じゃあエミリさんはどうして支援をしようと思ったんですか?』『私のゲーム友だちが被災したんです』『そうなんですか・・・』(「それは大変でしたね」とか続けて〜F.O.)■Emily/番組FOにかぶせてモノローグ高山の高校生たちによる被災地支援の輪。その活動が話題となって、地元のFM放送局で紹介された。生徒会長と副会長が出演を辞退したために、私がインタビューに答えている。私だって、人前で話すのは苦手なのに。いやむしろ、私の方が生徒会長よりよっぽどコミュ障だって。まさか、このゲスト出演が、私の人生を変えることになるとは、夢にも思わなかった。[シーン2/高山市議会・本会議場]3か月後。私は高山市議会の本会議場に立っていた。高校生との意見交換会などは今までも議会で行われてきたけど、たった1人で公聴会に呼ばれるというのは異例中の異例だ。どうしてこんなことになったのか。地元のFM放送局でゲスト出演したら、TVや新聞、雑誌など、さまざまなメディアが私たちの活動を取り上げた。ローカルメディアのニュースから、全国のマスメディアへ。さらにネットニュースとSNSで全世界へ拡散されていった。”市やNPOなど、いろいろな団体が支援活動をしているにもかかわらず高校生の活動だけが注目されている”この事実を重くみた保守派の議員は、市議会に本人を呼んで、公聴会で事実関係を確認しようとした。なんだか大変なことになってない?ゲーム仲間たちはみんな私のことを心配して、オンラインでの参加をすすめる。私の大切な友だち、ピリカも、「私たちを助けてくれたエイミが晒されるのなんて見たくない」と言ってくれた。でも、今回提出された議案に答えるのにリモートでは説明しきれない。それにもう去年までの私とは違うんだ。そんな思いもあった。「私たちはただ、私たちができる方法でお役に立ちたかっただけです」「こんな風に、みんなの前で偉そうに自慢なんてしたくありません」「だって、こうしている今も、命の危険にさらされている人がいるんです」「その中には、私たちの友だちもいます。だから」「物資がなくて困っている人がいて、物資を届けたくてもどうすればいいかわからない人がいる」「そんな人たちへ一元化してお届けできる仕組みを考えていきたいんです」「トレーサビリティを管理するアプリを作りたい」「私たちがしたことは、そのための小さな第一歩だと思っています」あ・・・いつの間にか、結果の報告ではなく、ただの願望になってしまった。うわあ、炎上したらどうしよう・・・私の「発言」は、TV中継され、ネットで配信され、...
    Show more Show less

What listeners say about ボイスドラマ「エール後編〜総理大臣は女子高生」

Average customer ratings

Reviews - Please select the tabs below to change the source of reviews.