Episodios

  • 26-1.カラダ、使えてる?あれこれデバイス頼りのデジタル時代、「身体」とどう付き合ったらいいんだろう?
    May 6 2025

    今回から新シリーズ!ほんのれんvol.26は、 "カラダ使えてる? デジタル時代の身体論"です。


    ▼今月のEDITORS’ NOTE

    閉じた身体から、ひらかれたカラダへ。

    デジタルデバイスに囲まれて、目と指ばかりを動かす日々。何でもスクリーン越しにやりとりできる世界はかつてなく便利だ。しかし、それと引き替えに、私たちの身体はどんどん存在感を失っている。そもそも身体は、世界との接面だ。ここから受容する外部刺激に合わせて自己を調整し、生命は環境に適応する。身体には本来、生物種それぞれ、個体それぞれの独特なセンサーが働いている。例えば目の見えない人は、音によって世界をより立体的に捉えているという(旬感本1)。チョウは足で味を感じられるし、ワニは小さなさざ波を、クモは空気振動を感じる力で獲物を捕える(旬感本2)。周囲からやってくる情報に対して感覚をひらくと、その分だけ多くの世界の捉え方が生まれる。日本の武道では、自分と道具と環境が一体化することを理想としてきた。「私の身体」の境界を取りはらって、周囲との相互作用のなかに身を投じることで、自らにそなわっている以上の力が発揮されるはずだ。デジタル全盛のいまこそ、身体観のアップデートが必要だ。自分という輪郭線の中に閉じられた肉体としてではなく、周囲にひらかれた場としての「カラダ」を取り戻したい。


    ▼お品書き

    虎ノ門ヒルズmagmabooksほんのれんコーナー爆誕しました/ほんのれん公開勉強会第二回開催!!/新シリーズ開始です/私たち、カラダ使えてないよね/リスナーさんからのお便り「失明した後、視覚情報を失いましたが、それまでなかった感覚を知りました」/時代、年齢、場所によって「環世界」は変わる/犬は匂いから過去も未来もある程度読み取ることができる/どこまでがカラダ??/センサーとしてのカラダ/電車に乗る時は雨音のbgmを聞くウメコ/文化的な身体/「失われゆく私たちの地図」/カラダの概念は不明確である/親子Bluetooth接続!?/カラダは古語辞典にはない/時代ごとのカラダの概念/カラダは空(カラ)??/身体の規律化/地図によって自然を認識する訓練を受ける/カラダをめぐる5冊の旬感本紹介


    ▼今月の旬感本

    (1)『目の見えない人は世界をどう見ているのか』伊藤亜紗(著) 光文社 2015

    (2)『動物には何が見え、聞こえ、感じられるのか─人間には感知できない驚異の環世界』エド・ヨン(著) 久保尚子(訳) 柏書房 2025

    (3)『からだの錯覚─脳と感覚が作り出す不思議な世界』小鷹研理(著) 講談社 2023

    (4)『デジタルネイチャー─生態系を為す汎神化した計算機による侘と寂』落合陽一(著)PLANETS/第二次惑星開発委員会 2018

    (5)『新訳 弓と禅 ─付・「武士道的な弓道」講演録』オイゲン・ヘリゲル(著) 魚住孝至(訳・解説) KADOKAWA 2015


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    出演:ニレヨーコ、おじー、ウメコ、はるにゃ

    編集:山内貴暉、リリ、はるにゃ

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    39 m
  • 25-7.【ゲスト回・後編】voicy「荒木博行のbook cafe」マスターに、読書のコツや、「感じ」を大事にする習慣・思考・経営の方法を聞きました
    May 2 2025

    ゲスト回後編!音声メディアVoicy「荒木博行のbook cafe」、Podcast「超相対性理論」のパーソナリティとしてお馴染みの荒木博行さんにお越しいただきました。


    荒木さんの読書法から、暮らしの中で大事にしている「振り返り時間」について、そして野中郁次郎さんの経営理論まで!? 最後には「松岡正剛とこれからどう付き合うか?」という問いにも向かいました。


    ▼お品書き

    「荒木博行のbook cafe」流、本との付き合い方/読書は著者と読者のコラボレーション/自分の中でどういう波紋が広がるか/本と出会った私を語る/読書を解放する/絵本って大事/考える余白を持ちながら読む/読みながら自己内対話/余白を広く、波紋を広げる/再読も大事/1日のうちに、振り返り時間を確保する/飲み会キャンセル界隈/言語に頼りすぎるモンダイ/「今日のウシは変だ!」/データ化、AI依存で失われるもの/大事なところ握られつつある/感じること、意識の端っこに残っていくもの/野中郁次郎さんのSECIモデル/経営は一人称からはじまる/言葉にもならない直感から全てがはじまる/「感じてること」はポテンシャル/「型」化するチカラ/構造化はある意味傲慢でもある/『構造化思考のレッスン』と『擬』/分かりやすさと闘う/分けることとつなぐということ/標本にして理解した上で、生きてる状態に戻す/自分をキャラ化するという方法/身体ごと自己内対話する/「松岡正剛」とどう付き合うか/煙に巻かれるよね/連想・言い換えが重なることで立体化する/何千人も松岡さんの中に入ってた/一人一人を読むときの誠実さ/本だからできること/自分の中の多様性と読書


    ▼ゲストプロフィール

    荒木博行さん

    株式会社学びデザイン代表取締役社長

    住友商事、グロービス(経営大学院副研究科長)を経て、株式会社学びデザインを設立。

    株式会社フライヤーなどスタートアップのアドバイザーとして関わる他、武蔵野大学、金沢工業大学大学院、グロービス経営大学院などで教員活動も行う。

    音声メディアvoicy「荒木博行のbook cafe」、Podcast「超相対性理論」のパーソナリティを務めるとともに、株式会社COASにおけるホースコーチング・プログラムディレクターも務める。


    ▼荒木さんご著書

    『自分の頭で考える読書』(日本実業出版社)、『藁を手に旅に出よう』(文藝春秋)、『見るだけでわかる! ビジネス書図鑑』シリーズ(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『世界「倒産」図鑑』『世界「失敗」製品図鑑』(ともに日経BP)など多数。

    最新著作は『構造化思考のレッスン 頭の中を整理して見える化する方法』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。

    https://amzn.asia/d/22aeX2L


    ▼登場した本たち

    『擬 MODOKI 「世」あるいは別様の可能性』松岡正剛(著)春秋社 2017

    『編集宣言 エディトリアル・マニフェスト』松岡正剛(著)工作舎 2024


    <お知らせ>

    虎ノ門ヒルズ内の新書店「magmabooks」に、ほんのれんコーナーできました!期間限定!?

    https://note.com/honnoren/n/nb9d203e489a2


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    36 m
  • 25-6.【ゲスト回・前編】大人気ポッドキャスト超相対性理論から、荒木博行さんが登場!!!!!! 「学びのデザイン」ご専門の荒木さんに、「やる気」文化との付き合い方を相談してみました。
    Apr 29 2025

    ゲスト回!音声メディアVoicy「荒木博行のbook cafe」、Podcast「超相対性理論」のパーソナリティとしてお馴染みの荒木博行さんにお越しいただきました。


    ほんのれんvol.25のテーマ「やる気、出さなきゃ?」をめぐって、お話をうかがいました。


    ▼お品書き

    荒木博行さんご登場/実はほんのれんラジオリスナーでした!?/荒木さん、自筆イラストにそっくり!/学びに大事なのは、緊張と弛緩/「自己啓発」という言葉について/「個」に焦点あたりすぎ/能力開発から組織開発へ/「やる気」自己責任論で自分達を苦しめちゃってる?/十勝の一次産業から学んだこと/成果と自分が直結しすぎ/「あきらめる」というキーワード/時間軸を動かしてみる/現代社会のスピード問題/発信時代の「毒リンゴ」とは/わかりやすさのワナ/「決める」時は仮面を被る/決めたあとに、大事なことは?/今なんのためにレンガを積んでる?/ウソの線を引く/熱狂と懐疑/「自分全体主義」と「自分民主主義」/自分会議の議事録をとろう/自分の中の健全な野党を育てる


    ▼ゲストプロフィール

    荒木博行さん

    株式会社学びデザイン代表取締役社長

    住友商事、グロービス(経営大学院副研究科長)を経て、株式会社学びデザインを設立。

    株式会社フライヤーなどスタートアップのアドバイザーとして関わる他、武蔵野大学、金沢工業大学大学院、グロービス経営大学院などで教員活動も行う。

    音声メディアVoicy「荒木博行のbook cafe」、Podcast「超相対性理論」のパーソナリティを務めるとともに、株式会社COASにおけるホースコーチング・プログラムディレクターも務める。


    ▼荒木さんご著書

    『自分の頭で考える読書』(日本実業出版社)、『藁を手に旅に出よう』(文藝春秋)、『見るだけでわかる! ビジネス書図鑑』シリーズ(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『世界「倒産」図鑑』『世界「失敗」製品図鑑』(ともに日経BP)など多数。

    最新著作は『構造化思考のレッスン 頭の中を整理して見える化する方法』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。

    https://amzn.asia/d/22aeX2L



    ▼登場した本

    『問いの編集力 思考の「はじまり」を探究する』安藤昭子(著)ディスカヴァー・トゥエンティワン 2024


    <お知らせ>

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    33 m
  • 25-5.【アフタートーク】「やる気」テーマを経て、日常をどうしていきたい⁇竹内整一・著『”おのずから”と”みずから”日本思想の基層』など
    Apr 22 2025

    今回は編集部のアフタートーク!

    衝動にはタイミングがある?諦めることも必要?全4エピソードを通して「やる気」との上手な付き合い方が見えてきた!!


    ▼お品書き

    告知/やる気や衝動は「神」任せ??/家の中の「神」は母と子/猫様は神様/推しが神/何かに誘われるのは実は共犯関係/珊瑚状態にしておこう/衝動にはタイミングがある/自分のリズムを信じてみる/おのずから見るには「諦めること」が必要/熱が出たら「おのずからの力に任せて」水を飲んで寝る/諦めるは、方向転換/「やる気」テーマを経て日常をどうしたいと感じた?/私は予定に動かされている/今回の5冊改めてご紹介


    <今月の旬感本>

    「やる気、出さなきゃ? 自分みがき or 自分なくし」

    (1)『アメリカは自己啓発本でできている─ベストセラーからひもとく』尾崎俊介(著) 平凡社 2024

    (2)『なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか─バーンアウト文化を終わらせるためにできること』ジョナサン・マレシック(著) 吉嶺英美(訳)

    青土社 2023

    (3)『不合理だからうまくいく─行動経済学で「人を動かす」』ダン・アリエリー(著)櫻井祐子(訳)早川書房 2014

    (4)『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』谷川嘉浩(著) 筑摩書房 2024

    (5)『「おのずから」と「みずから」─日本思想の基層』竹内整一(著) 筑摩書房 2023


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    出演:ニレヨーコ、おじー、ウメコ、ハグ(丸善雄松堂)

    編集:山内貴暉、リリ、はるにゃ

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    29 m
  • 25-4.「無我夢中」の超絶パワー!自分を忘れるくらいの熱中力を引き起こすには?ヒントは東洋思想にあり!?『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』『「おのずから」と「みずから」』
    Apr 15 2025

    <ほんのれん情報>

    虎ノ門ヒルズ内の新書店「magmabooks」に、ほんのれんコーナーできました!期間限定!?

    https://note.com/honnoren/n/nb9d203e489a2


    <編集工学研究所イベント情報>

    Hyper-Editing Platform [AIDA]をひらく、AIDA OP(アイダオープン)2025

    ~大澤真幸氏と考える、ビジネスリーダーの学び方~

    ■2025年4月24日(木)19:00-21:30

    ■ほんのれん編集部も運営に携わる、圧倒的学びの場[AIDA]。一夜限りの一般公開イベントです!

    https://www.eel.co.jp/aida/news/aida-open/


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    ほんのれんvol.25は、 ”「やる気」出さなきゃ? 自分みがきor自分なくし”です。


    今回は『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』と『「おのずから」と「みずから」─日本思想の基層』の2冊を読みながら、「自分みがき」ではなく「自分なくし」で力を発揮する方法を考えてみます!


    <今月の旬感本>

    (1)『アメリカは自己啓発本でできている─ベストセラーからひもとく』尾崎俊介(著) 平凡社 2024

    (2)『なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか─バーンアウト文化を終わらせるためにできること』ジョナサン・マレシック(著) 吉嶺英美(訳)

    青土社 2023

    (3)『不合理だからうまくいく─行動経済学で「人を動かす」』ダン・アリエリー(著)櫻井祐子(訳)早川書房 2014

    (4)『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』谷川嘉浩(著) 筑摩書房 2024

    (5)『「おのずから」と「みずから」─日本思想の基層』竹内整一(著) 筑摩書房 2023


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    出演:ニレヨーコ、おじー、ウメコ、ハグ(丸善雄松堂)

    編集:山内貴暉、リリ、はるにゃ

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    38 m
  • 25-3.ご褒美があればホントに「やる気」出る?『不合理だからうまくいく』を読んでモチベスイッチのありかを探ってみた。
    Apr 8 2025

    <ほんのれんイベント情報>

    ほんのれんラジオ 公開勉強会「カラダ、つかえてる?」

    @編集工学研究所ブックサロン本楼

    5月号のテーマ「カラダ、つかえてる?ーAI時代の身体」に向けた、公開勉強会を開催することにしました。いつもラジオを収録している「本楼」での開催です!

    ■2025年4月13日(日)15:00-18:00

    https://honnorenradio0413.peatix.com/view


    <編集工学研究所イベント情報>

    Hyper-Editing Platform [AIDA]をひらく、AIDA OP(アイダオープン)2025

    ~大澤真幸氏と考える、ビジネスリーダーの学び方~

    ■2025年4月24日(木)19:00-21:30(予定)

    ■ほんのれん編集部も運営に携わる、圧倒的学びの場[AIDA]。一夜限りの一般公開イベントです!

    https://www.eel.co.jp/aida/news/aida-open/


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    ほんのれんvol.25は、 ”「やる気」出さなきゃ? 自分みがきor自分なくし”です。


    今回は行動経済学!

    『不合理だからうまくいく─行動経済学で「人を動かす」』ダン・アリエリー(著)櫻井祐子(訳)を読んで、「やる気」が出たり出なかったりするメカニズムの謎に迫ってみました。


    <今月の旬感本>

    (1)『アメリカは自己啓発本でできている─ベストセラーからひもとく』尾崎俊介(著) 平凡社 2024

    (2)『なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか─バーンアウト文化を終わらせるためにできること』ジョナサン・マレシック(著) 吉嶺英美(訳)

    青土社 2023

    (3)『不合理だからうまくいく─行動経済学で「人を動かす」』ダン・アリエリー(著)櫻井祐子(訳)早川書房 2014

    (4)『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』谷川嘉浩(著) 筑摩書房 2024

    (5)『「おのずから」と「みずから」─日本思想の基層』竹内整一(著) 筑摩書房 2023


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    出演:ニレヨーコ、おじー、ウメコ、ハグ(丸善雄松堂)

    編集:山内貴暉、リリ、はるにゃ

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    32 m
  • 25-2.なんで「やる気が大事」って思うのか?日本とアメリカだけ自己啓発本が売れまくるワケとは。『アメリカは自己啓発本でできている』『なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか』
    Apr 4 2025

    <ほんのれんイベント情報>

    ほんのれんラジオ 公開勉強会「カラダ、つかえてる?」

    @編集工学研究所ブックサロン本楼

    5月号のテーマ「カラダ、つかえてる?ーAI時代の身体」に向けた、公開勉強会を開催することにしました。いつもラジオを収録している「本楼」での開催です!

    ■2025年4月13日(日)15:00-18:00

    https://honnorenradio0413.peatix.com/view


    <編集工学研究所イベント情報>

    Hyper-Editing Platform [AIDA]をひらく、AIDA OP(アイダオープン)2025

    ~大澤真幸氏と考える、ビジネスリーダーの学び方~

    ■2025年4月24日(木)19:00-21:30(予定)

    ■ほんのれん編集部も運営に携わる、圧倒的学びの場[AIDA]。一夜限りの一般公開イベントです!

    https://www.eel.co.jp/aida/news/aida-open/


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    ほんのれんvol.25は、 ”「やる気」出さなきゃ? 自分みがきor自分なくし”です。

    「やる気出さなきゃ」って思いすぎて、燃え尽きてしまう私たち。これって個人の問題じゃなくて、社会の問題!?


    今回は、『アメリカは自己啓発本でできている─ベストセラーからひもとく』尾崎俊介(著) と『なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか─バーンアウト文化を終わらせるためにできること』ジョナサン・マレシック(著) 吉嶺英美(訳)の2冊を読んで交わします。

    <今月の旬感本>

    (1)『アメリカは自己啓発本でできている─ベストセラーからひもとく』尾崎俊介(著) 平凡社 2024

    (2)『なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか─バーンアウト文化を終わらせるためにできること』ジョナサン・マレシック(著) 吉嶺英美(訳)

    青土社 2023

    (3)『不合理だからうまくいく─行動経済学で「人を動かす」』ダン・アリエリー(著)櫻井祐子(訳)早川書房 2014

    (4)『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』谷川嘉浩(著) 筑摩書房 2024

    (5)『「おのずから」と「みずから」─日本思想の基層』竹内整一(著) 筑摩書房 2023


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    出演:ニレヨーコ、おじー、ウメコ、ハグ(丸善雄松堂)

    編集:山内貴暉、リリ、はるにゃ

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    37 m
  • 25-1.「やる気」出さなきゃ?そもそも「やる気」ってなに?『モチベーションの心理学』『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』を読んで考えてみた。
    Apr 1 2025


    <ほんのれんイベント情報>

    ほんのれんラジオ 公開勉強会「カラダ、つかえてる?」

    @編集工学研究所ブックサロン本楼

    5月号のテーマ「カラダ、つかえてる?ーAI時代の身体」に向けた、公開勉強会を開催することにしました。いつもラジオを収録している「本楼」での開催です!

    ■2025年4月13日(日)15:00-18:00

    https://honnorenradio0413.peatix.com/view


    <編集工学研究所イベント情報>

    Hyper-Editing Platform [AIDA]をひらく、AIDA OP(アイダオープン)2025

    ~大澤真幸氏と考える、ビジネスリーダーの学び方~

    ■2025年4月24日(木)19:00-21:30(予定)

    ■ほんのれん編集部も運営に携わる、圧倒的学びの場[AIDA]。一夜限りの一般公開イベントです!

    https://www.eel.co.jp/aida/news/aida-open/


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    ほんのれんvol.25は、 ”「やる気」出さなきゃ? 自分みがきor自分なくし”です。


    <自分を動かすのは自分?

    2000年以降、自己啓発本が激増。いまや年間ベストセラー本の35割を占めているらしい。これは何の表れか? みんな自分で自分をモチベートせねばと必死なのかもしれない。いまは「やる気」も自己責任だ。

     そもそも「やる気」とはなんだろう? 驚くことに「やる気」は1950年代後半に使われ始めた、かなり新しい言葉なのだそう。その背景にあるのは、自分で自分を奮い立たせることで立身出世できるという「自分みがき」の世界観だ。

     しかし全く異なる「やる気的なるもの」もある。『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』(旬感本4P12)は、「人にはモチベーションという言葉では説明しきれない非合理な衝動が潜んでいる」と指摘する。砂山をつくり続ける子や、虫に魅了される研究者は、自分みがきとは別次元。そこにあるのは、自分がなくなるほどの夢中だ。

     モチベーションの語源「movere」は、ラテン語で「動かす」の意味。自分を動かすのは、自分だけじゃない。ならば動かされやすい状態になっておくために、「自分なくし」という手もあるのかも。5 冊の旬感本で「やる気」観を広げてみて。


    <今月の旬感本>

    (1)『アメリカは自己啓発本でできている─ベストセラーからひもとく』尾崎俊介(著) 平凡社 2024

    (2)『なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか─バーンアウト文化を終わらせるためにできること』ジョナサン・マレシック(著) 吉嶺英美(訳)

    青土社 2023

    (3)『不合理だからうまくいく─行動経済学で「人を動かす」』ダン・アリエリー(著)櫻井祐子(訳)早川書房 2014

    (4)『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』谷川嘉浩(著) 筑摩書房 2024

    (5)『「おのずから」と「みずから」─日本思想の基層』竹内整一(著) 筑摩書房 2023


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    出演:ニレヨーコ、おじー、ウメコ、ハグ(丸善雄松堂)

    編集:山内貴暉、リリ、はるにゃ

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